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マディ・ウォーターズのサイケ・ロック・アルバム第2弾… 『アフター・ザ・レイン』

 
4月4日(日)雨くもり


みなさま
ごまークマ



先日、アマゾンで歯ブラシ3本とデンタルリンス2つを注文しました。
注文後、確認のメールが届き、歯ブラシとデンタルリンスは別々に配送されるとの旨が。
デンタルリンスが2,3日遅れるため、先に歯ブラシが発送されるとのことでした。

先に配送された歯ブラシは郵便受けには入らなかったのか、不在票が入ってました。
そんな大きなものじゃないのに何でなん?
面倒ながらも翌日、郵便局まで引き取りに行ってきました↓


210331_173928.jpg
そらこんなことしたら
郵便受けに入らへんわ!


なんでこんな大きい箱に入れるん? 割れ物でもないのに、封筒かなんかでええやろ!
そしたらわざわざ取りに行かんで済んだのに。

そのくせCD買うた時はペラペラの緩衝材の封筒で送ってきてしょっちゅうケース割れとるし。



その翌日、デンタルリンスが届きました↓

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ここに歯ブラシ入るやん!

2,3日ぐらい遅れてもどうってことないし。
不在で郵便局に取りに行くのはともかく、配送も二度手間、段ボールも資源の無駄使い。
まぁ、アマゾンとしては効率とか倉庫とかの何らかの事情があるのかも知れんけど…でも、ねぇ。






昨日買ったレコード↓

210403_200432.jpg@日本橋公園(またか…)

ディキシー・ドレッグスの鍵盤奏者、T・ラヴィッツの1986年リリースのファースト『ストーリータイム』。
レーベル倒産のためCDは入手困難、ネットでは法外なプレミア価格で到底買えず。
日本橋の某中古屋で前からずっとレコードが売れずにあるので、仕方なくレコードで購入。1100円也。

買った理由はただ1つ、ジェフ・バーリン大先生が参加してるから。
しかし帰宅してジャケット裏のクレジットを見ると、たった2曲しか参加してませんでした。

ライナーをジャケット裏に出した状態で販売してるから、ジャケ裏のクレジットが見えへんかったもん。
よく歌詞カードやライナーをわざわざジャケ裏に出してる中古屋あるけど、嫌いやわー。

まぁ、2曲でもええわ。早く聴きたいなー。

因みに私、レコードプレーヤーを持ってませんのだ(困)






今日は午後からは概ね雨。
なので、午前中のうちにアルトの練習へ行ってきました。

210404_092513.jpg
起床した7時頃は雨が降ってたけど、上手い具合に止んでくれてヨカッタ◎



2時間ちょっと練習して、練習を終えてもまだお昼前。
雨が心配だけど、まだまだ時間が早いので買い物へ行くことに。


その前に、最近私のお気に入りの場所でちょっと休憩。

210404_115147.jpg
寝屋川と第二寝屋川との合流付近です。

ここは人もあまり通らないのでゆっくりできます。
桜は葉を増やして散りかけてたけど、曇り空の下、風が吹く度に花びらが降ってきて凄く良い雰囲気。


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だいぶ雲行きが怪しくなってきたけど、やっぱり買い物へ。
梅田駅前第1ビルの中古レコ屋、DISC J.J.梅田新館へ行くことにしました。



途中、毛馬桜之宮公園に寄ってみた。

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京阪電車。旧塗装の方が絶対良かったのに…


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この辺りの木は軒並み幹をバッサリと剪定されててヘンな形でシュールな風景でした。



梅田に着く頃には雨がポツポツ降り出してきました。



DISC J.J.で1時間ほど物色。

レコードを2枚買って店を出たら、雨は本降り。
ここから50分以上かけて雨の中を自転車こいで帰らなければらないと思うと…げんなり ゲロー





帰りしな、たとえ雨でも買ったレコードを記念撮影↓

人通りのない隙を狙って傘さしながら撮影。
人に見られたら間違いなくヘンジンサンだっ。(見られたけど…)


@中之島公会堂近く
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寺内タケシ&ブルー・ジーンズ 『寺内タケシ・メロウ・にっぽん 幸せは想い出の中に…』
 日本の唱歌、童謡を演奏した1979年作品。線路ジャケなので前から買うつもりだった1枚。
 ギター・ケースを担ぎ咥え煙草で佇むテリー。今の時代からすればアホジャケだ。1080円。

チック・コリア・クァルテット 『フレンズ』
 小人ではなくカエルさんヴァージョンのん。かわいいね。帯で隠れてるけどウサギもいるよ。
 これも完全にジャケ目当て。同じく1080円。




うー、泣けてくるね。





御堂筋を南下して帰ったのですが、雨で人通りがほとんどなくていい雰囲気でした。
まさに「雨の御堂筋」。






210404_141210.jpg

このブロンズ像の作品名ですが…



210404_141254.jpg
あっ、Jillさんだっ!





ヴィヴァルディの「夏」。激シブ。




家に着いた頃にはズボンはびしょ濡れ。
裾や膝から雨が染みてパンツまでびしょ濡れになってました。

もうちょっと家が近ければいいのに。







さて、普通のブログならここで終わりそうなものですが…

ここからが本題なんです。
当ブログは長文かつ低い更新頻度でやっております。よろしくおねがいいたします。



随分前に買って、昨日やっと開封して聴いたCDをレビューします。
確認したら約3年前に買ったCDでした。偶然にもこちらもカエルジャケです。

※念のため、蛙の苦手な方は閲覧注意↓





UICY-76539.jpg  UICY-76539 (2)
CDマディ・ウォーターズ 『アフター・ザ・レイン』


“シカゴ・ブルースの父”ことマディ・ウォーターズ。1913年ミシシッピ生まれ(1983年死去)。戦後シカゴにてエレクトリック・ギターによるバンド・スタイルのブルース、すなわちシカゴ・ブルースを築き上げたレジェンドです。それまでのブルースは、戦前のデルタ・ブルースに見られるアコースティック・ギターの弾き語りスタイルが主でした。マディはそこへエレキ・ギターを持ち込んでバンド・スタイルに発展させました。このスタイルはのちの60年代英国のロック世代、クラプトンやストーンズ、ジョン・メイオールらに多大な影響を与えました。

そんなマディの、問題作第2弾となるのが本作『アフター・ザ・レイン』(1969)です。どう問題作なのかというと、シカゴ・ブルースを代表するほどのブルースマンであるマディが、当時台頭していたジミヘンやクリームといったサイケデリック・ロック、ニュー・ロックにインスパイアーされたアルバムを作ったという訳です。自分が影響を与えた若い世代の音楽“ロック”から、逆に影響を受けたマディ!?ロック世代に迎合!? まずは本作の前年、1968年に問題作の第1弾である『エレクトリック・マッド』をリリースしています。


UICY-3201.jpg
CDマディ・ウォーターズ 『エレクトリック・マッド』


『エレクトリック・マッド』は、レーベル側が当時流行だったサイケ・ロックのリスナーにもマディを売るべく、ロック色の濃い作品として制作されました。マディの意向ではなくレーベルの戦略でした。マディ本来の音楽性とは大きく異なる上、なんとギターも全く弾いておらずヴォーカルに専念。代わりにフィル・アップチャーチ、ローランド・フォークナー、ピート・コージーという3人のギタリストが参加、ワウやファズのかかったサイケなギターが炸裂しています。当時の評論家や純粋なブルース・ファンからは酷評されましたが、セールス的には大成功。マディにとって最も売れたアルバムとなりました。

そして『エレクトリック・マッド』の続編となるのが、本作『アフター・ザ・レイン』です。ジャケットが良いですね。マディ・ウォーターズというのは本名ではなくニックネームです。幼少の頃、よく泥んこになって遊んでいたので「泥水(マディ・ウォーターズ)」と呼ばれるようになりました。雨上がりに泥んこになって蛙を捕まえてご満悦な表情のマディ… 裏ジャケットではマディが後ろ向きになり、蛙がこっちを見ているのもユーモラスで良いです。

メンバーは前作とほぼ同じですが、ギターはローランド・フォークナーは不参加で、フィル・アップチャーチとピート・コージーの2人が引き続き参加しています。因みにローランド・フォークナーという人は私知らなかったのですが、ネットで調べるとジャック・マクダフのバンドにもいたそうなのでジャズ畑のギタリストでしょうか。フィル・アップチャーチはジャズ/フュージョンのセッションマンで有名です。そしてピート・コージーですよ!若きジミヘンにとってのギター・ヒーローだったとも言われているピート。エレクトリック・マイルスでも異彩を放っていた変態ギタリストです。

問題作の第2弾ではありますが、前作に比べるとだいぶサイケ/ロック色は後退しました。アルバム前半(アナログ盤のA面)こそ前作の延長線上のサウンドですが、後半はマディ本来のシカゴ・ブルースに戻っています。さらに半分の曲(3、5、6、8曲目)でリード・ギターをマディ本人が弾いており、お得意のスライド・ギターを聴かせてくれています。それ以外では、やっぱりピート・コージーのグニョグニョ変態ギターが痛快です。テロテロしたフィル・アップチャーチのギターも、彼らしいセンスの良さが感じられます。

あと随所で絶妙な合いの手を入れてくるハーモニカが良いです。ポール・オッシャー(1947年ニューヨーク州ブルックリン生まれ)という白人ブルースマンで、ハーモニカはもとよりシンガーソングライターでありギターやピアノもこなすそうです。東海岸に演奏に来ていたマディのバンドに飛び入りしそれ以来、1967年から1972年までハーピストとしてバンドに在籍。マディのバンドにとって初の白人ミュージシャンでした。今年4月18日、新型コロナウイルス感染のため数週間の入院の後、他界。74歳でした。




アルバム2曲目「ランブリン・マインド」。前作の続編的なサイケ・ロック風。



5曲目(アナログ盤B面1曲目)「ハニー・ビー」。マディのスライド弾きまくり!







P.S.
ピート・コージーの機材に関しての詳密な素晴らしい記事を見つけました↓

こんなマニアックなギタリストの機材紹介の記事なんて他にありません!
感激です。ありがとうございます。







■先月(3月)の収穫

CD『ビギナーズ:サウンドトラック』
CD藤圭子 『面影平野』
CDガトー・バルビエリ 『アンダー・ファイアー』
CDコープマン 『ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」他』
CDキャメル 『ステーショナリー・トラヴェラー』
CD中島みゆき 『相聞』(LP)
CDキャメル 『プレッシャー・ポインツ~キャメル・ライヴ』
CDサンタナ 『サンタナ』
CDヤン・ガルバレク 『ウィッチ・タイ・ト』
CD中島みゆき 『CONTRALTO(コントラアルト)』(LP)



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「スラップ・ベースの常套句」を練習中。(下野ヒトシ&宮崎隆睦“Teatro Raffinato”)

 
3月28日(日)雨くもり


みなさま
ごまークマ



今年もカワウソさくらちゃんの桜の花見お出掛け動画がアップされました。


かわいいなぁ。





昨日、久々にクラリネットを吹きました。

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マウスピースへんな色~。

久し振り過ぎて指がちんぷんかんぷんで全く思うように吹けませんでした。
それにサックスに比べ音ヌケも悪いし、吹いてても一向に楽しくありませんでした。
クラも時々練習しないと、感覚が鈍り過ぎてダメですわ。



クラリネットといえば、クレズマー!


今一番コピーしてみたい演奏。
クレズマー特有のラフィング・サウンド、またはクライング・サウンドと呼ばれるベンドの練習に最適。



この人も上手いなぁ。
途中でモンティのチャルダーシュを引用した楽しい演奏です。



イルカがクラリネットとシンガロング。
かわいいね。






今日は、一日中概ね雨の天気でした。

午前中の雨が止んでる隙を見計らって、アルトの練習へ行くことにしました。
クラリネットも練習せねば、と言った矢先ですがアルトです。

吹き始めて30分ほどでまた雨が降ってきたので、敢え無く練習はやめ。
帰宅しようかと思ったけど、小雨なので桜を見にちょっと大阪城公園の中へ行ってみました。

210328_110007.jpg
満開でした。
雨にもかかわらず人は結構多かったです。


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さすがに今日はシートを敷いてる人達はいませんでした。
昨日は天気も良く、この芝生の辺り一帯はシートだらけだったのでゾーっとしました。



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桜じゃない木の下のベンチには人がいなかったのでちょっと休憩。




雨は完全には止んでいないけど日本橋へ移動。
ジョーシンでCDを1枚購入。

210328_120746.jpg@日本橋公園



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日本橋公園でも満開。



ところで、桜の木はどこにでもあるのに、梅の木って少ないですよね。
桜のような派手さはないけど、私は梅の方が好きなんです。
まだ肌寒い時期に開花するので、うじょうじょと人がたからないのも良いです。

210306_172513.jpg@大阪城公園






帰宅したらエレキ・ベースを練習しました。


“フェンダー詐欺ジャズベ”のナットを交換したのでモチベーションめっちゃ上がってます。
ブラス・ナット(正確には半分だけブラス)に交換したので、スラップの開放弦の音が気持ちいいです!

210402_012646.jpg 210330_172117.jpg
またちょっとペーパーがけしてエッジを丸めてみた。(写真見ても本人にしか分からんけど。)



最近暖かくなってきたので、ネックが反りだして弦高が高くなってきました。
ちょうど桜の開花と時を同じくして反り始めました。
そう、大阪城公園の桜が開花したのが19日(金)でしたが、ちょうどその日あたりからです。

210319_180928.jpg 210319_181550.jpg
19日(金)の大阪城公園の桜のようす。


気温が高くなるとネックが順反りになって弦高が高くなるんです。
以前はその都度トラスロッドを調整してましたが、ロッドの寿命を縮めるので今は極力いじってません。
弦ゲージをやや細めの.040~.100にしてからは反りも小さくなり、少々弾きにくいけど問題はないので。



前回記事で書いた通り、ウォル・ベースのナット交換も始めたのですが…

wal nut

ネックが順反り気味になると、私は大抵弦溝を深く削り過ぎてしまうので、やっぱり中止。
秋になって少し寒くなってから再開しようと思います。(←めっちゃ先の話やん!)






さて、最近やってるベースの練習というのがこれ↓



slap bass
本「スラップ・ベースの常套句」 下野ヒトシ(著)


元々1998年にVHSビデオで発売された教則ビデオを書籍化したものです。
古い作品ではありますが、今でも通用する優れた内容です。

「スラップ・ベースの常套句」というタイトルが示す通り、ベースラインやフレーズの紹介が主な内容です。
アマゾンのレビューには奏法の解説が殆どないとの批評もありますが、奏法の教則ではありませんから。
なので全くのスラップ初心者には向かないかも知れませんが、DVDを見るだけでも価値大アリです。

8ビート、ミディアム・ファンク、バラード…etc.色んなジャンル/リズムの例題曲を6曲収録。
さらに各曲で3パターン用意されており、次第に音数が増え難度が上がるという仕組みです。

最後に「超絶技巧エクササイズ」として2曲の譜例を収録。
そのうちの1曲、「16 BEAT SOLO」というのが今、私が練習しているやつです。
ロータリー奏法も2プルも複雑なタッピングとかも出て来ないので、全然超絶技巧じゃないですが…
けどBPMが125と速いので弾きこなすのは大変で、その意味では超絶技巧と言えます。



※「16 BEAT SOLO」は35:04から始まります。






下野さんはもう1冊、DVD付きの教則本を出しています。
奏法面を補う意味で、こちらの教則本も要チェックです↓


slap bass 2
本極上テクニックをDVDで学ぶ 下野ヒトシ/スラップ・ベース・テクニカル・メソッド」


中級者~上級者向けとのことですが、私には分かりきっていることばかりで役立たずでした。
せいぜい親指ダウンアップ、ロータリー奏法止まりで、2プル、3プルなどの超絶技巧は出てきません。
奏法解説がメインのためその分、譜例は少なめになっており、ますます私には役に立たず。
でも、DVDで下野さんのソロ演奏の手元が拝めるのは、見応えもありそれだけでも価値があります。









今やYouTubeで色んな人の凄い奏法の解説動画があるので、それらを参考にするのも良いです。
私がおすすめするのはこの人、ぴんはげさんの動画↓




「トリプル・サム」は初めて知りました!
早速練習しよっと。






最後に、下野ヒトシさんのCDもちょこっと紹介しておきます。
元T-SQUAREの宮崎隆睦さんとのユニット、Teatro Raffinatoです。


VQMR3004.jpgCD『La Partenza~ラ・パルテンツァ』

VQMR3006.jpgCD『equals beauty~イコールズ・ビューティ』(CD+DVD)


下野ヒトシが自身のメイン・プロジェクトとして、バークリー音大時代の盟友、宮崎隆睦と2010年に結成。
2011年に1st.『La Partenza』、2013年に2nd.『equals beauty』をVanquish Music Recordsよりリリース。
2017年にはVillage Musicより3rd.『Page One』をリリース、現時点での最新作になります。

管と弦をふんだんに取り入れたゴージャズかつしっとりと優雅な、室内楽とのフュージョン・サウンド。
映画音楽のようでもあり、欧州ワールドミュージックの要素も含んだ、風景が浮かんでくる音楽です。
実際セカンド・アルバムは短編映画DVDとの2枚組で、映像とのコラボ作品となっています。
テクを前面に打ち出した音楽とは違い派手なベース・ソロなどはありませんが、高い音楽性に納得。







以上です。
まー。





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関連記事

ナット交換した… ナット製作にゴールはない。(ヤング・ギター4月号“ギターと木材”特集は必見!)

 
3月11日(木)晴れくもり


みなさま
ごまークマ



最近のスズメ↓

210307_133631.jpg
目つむっててカワイイなぁ。

210307_133638.jpg


210307_133644.jpg
あっ、こっち見た。






今日は、昨日発売の雑誌を2冊買いに行ってきました。
「ヤング・ギター」と「サックス・ワールド」です。

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いつもの公園で記念撮影(困)


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ついでにCDも購入。
キャメルの活動休止前の1984年リリース作『ステーショナリー・トラヴェラー』。

アマゾンに注文してたけど、入荷予定の期日を越えてるのに一向に発送される気配がないので…
「2~3週間で入荷」と書いてあったけど、生産中止で入荷しないのに放置という、いつものパターンだ。





ヤング・ギターの最新号はなんと木材の特集!

大村孝佳氏の全面協力による徹底特集です。
しかし、この人がギタリスト界随一の木材所有数を誇る木材マニアだったとは、意外過ぎて驚きです。


YG202104.jpg
この写真の木材は全て大村氏所有のものだという!


巻頭から80ページまでが木材特集で、雑誌の記事にしておくには勿体無いほど充実した内容です。
これは定価1200円以上の価値があります。
オルタナ特集のギター・マガジンなんか買ってる場合じゃないですよ!


中でもメインディッシュとなるコーナー“YG木材コレクション2021”は永久保存版ですぞ!
定番からエキゾチックウッドまで60種類以上の材をオールカラーで25ページ以上にわたって紹介。

YG202104(2).jpg
大村氏所有の材も多数掲載されています。




映像連動企画では、西山毅氏が色んな材のギターを弾き比べてレビュー。
“レア材ギター7番勝負”では、ギターにはあまり使われていない珍しい材の楽器を紹介しています。

monkeypod.jpg
私の気になる木、モンキーポッドを使ったギターも!

モンキーポッドとは、日立のCM「この~木 何の木 気になる木」で有名な木です。
前回記事でちょっと書きましたが、千石電商でモンキーポッドのテレキャスのボディーを売ってますよ!


動画↓

モンキーポッドのギターは3:15~です。







さて、そろそろ本題に入ります。
いつもダラダラと長くてすみません。



前回に予告した通り、
ベースのナット交換 の記事を書きます。




ナット交換されるベースはこちら↓

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やぁ、あはははは…カエル


アルダーの端材7ピースをメイプルの突板で隠ぺいしたフェンダージャパンのジャズベース…
通称“フェンダー詐欺ジャズベ”です。


極力弦高を下げたいが為にナットの弦溝を深く削り過ぎて、開放弦がビリついてしまうので交換です。
過去に「溝切りが面倒なので…」という記事を書きましたが、今回はそのナットをちゃんと作り直します。


【過去記事】
ナットの溝切りが面倒なので… ナット底に下駄を履かせる 2018-09-01





では、また画像いっぱい載せてしまいますが書いていきます↓



20180904160523991.jpg
ナットを外します。 (この写真は過去記事からの流用。)



210224_174658.jpg
真鍮板で下駄を履かせていたのを剥がしてしまいます。
今回はこの牛骨ナットを再利用します。



かつてのメイン楽器だった改造しまくりフェンダーUSAの'83年製スタンダード・ジャズベースと同様の、
ブラス+牛骨のハイブリッドにしようと思います。
20110622002806_20210314233642a22.jpg 20110622002019_20210314233641e16.jpg
ナットも含め、このベースの大改造は30年前、21歳の時に施したもの。
一生手放せない思い出の楽器です。


ナット材で特にポピュラーなものといえば、牛骨とブラス(真鍮)の2つが挙げられます。
牛骨は滑りが良いのでチューニングが安定しやすく、加工性も良いので最も多く使われています。
ブラスはサステインが伸び音色もブライトになる反面、牛骨とは逆でチューニングがやや不安定です。

そこで、牛骨とブラスの利点を兼ね備えたナットとしてハイブリッドはどうだろう?と考えた次第です。
ブラスのサステインとブライトな音色、そして牛骨のチューニングの安定性を実現したナット。
(実際にはチューニングはさほど安定しませんでしたが…)



210224_175833.jpg
1.5mmの真鍮板を適当な長さに切り出します。
フェンダータイプのナットの厚さは約3mmなので、半分の1.5mm厚の真鍮板を使用。


この真鍮板、去年のゴールデンウィークの頃にナット交換しようと思って買ったものです。
しかし季節が暖かくなってきてネックが順反り気味になってきたので、作業は断念。
順反りになると絶対に弦溝を深く削り過ぎてしまって失敗するので…


ちゃんとアホな写真も撮ってます↓
200504_123743.jpg@城南公園
1.5mm×6mm×1mです。
1mも要らんけど、こんなんしか売ってなかったので…



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マジックで大まかな輪郭を書き込みます。



210224_181217.jpg
大まかな形にまで削っていきます。



210224_192719.jpg
削りました。



210225_184311_ed.jpg
ブラスが指板側、牛骨がヘッド側になるように貼り合わせます。

弦溝はヘッド側に向かって低く傾斜を付けるので、削り過ぎた牛骨ナットでも再利用できるという訳。
接着には瞬間接着剤を使用。接着面は平面出しをして密着するようにします。


↑これをネックにはまる厚さにまで削っていきます。

牛骨側を削っていって薄くします。
要するに貼り合わせたブラスの1.5mm分を削ることになります。

同時に長さも整形して、ネックにはまるようにします。


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ピッタリはまりました◎
まだ接着はしません。(※人それぞれで、ここでもう接着する人もいます。やり易い方法でどうぞ。)


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マスキングして大まかに整形します。
まだ牛骨とブラスとで段差があるのでヤスリで削って整形します。



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ひたすらゴリゴリ。



210226_192639.jpg
大まかな整形が終わったら、いよいよ溝切りです。
と言っても元々付いてた牛骨ナットを利用してるので、弦の間隔で悩む必要がなくてとても楽です。

現在はナットファイルという便利な溝切り用工具が販売されているので、それを利用すると良いです。
私が専門学校に通ってた30年前はナットファイルなんて無かった(たぶん)ので、丸棒ヤスリです。
まぁベースなので丸棒ヤスリでも十分出来ますが、さすがにギターならフレットファイルを使いたいです。



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時々弦を張って深さをチェックしながら溝切りしていきます。
2フレットを押さえて1フレットと弦との隙間をチェックしたり、実際に弾いてビリつきを確かめます。


ところが、弦を張って確認してみたら…
1弦が既に削り過ぎで、ビリついてしまってますのだガーン

音詰まりはしていないので、とりあえずはそのまま作業を続けることにします。



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4つの弦全ての溝切り完了。
1弦だけ開放でビリつきますが、使えるレベルではあります。(商品なら完全にクレームもんですが…)



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ナット全体の整形、そしてペーパーがけ。
ペーパーは500番から800、1000、1200、1500、2000番と番手を上げていってキズ取りしていきます。



コンパウンドで磨いてピカピカに仕上げたら…
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マスキングテープを剥がします。



では、瞬間接着剤で接着しちゃいましょう。
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接着剤はチョンチョンと2ヵ所に少量でいいです。
側面にはみ出したらガッチリ接着されてしまい、次回ナット交換する時に外すのに難儀するので注意。





いちおー完成↓

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けど、やっぱり…





1弦のビリつきが気になるので、
作り直すことにしました。





先日、千石電商で買ったカーボン製のナット↓

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これで作り直しです。


もうブラスとのハイブリッドみたいな面倒なことはやめて、カーボンのみで行くつもりでしたが…
このナット材、3mmちょうどの厚さしかありませんでした。

フェンダージャパンなら3mmちょうどなのですが、フェンダーUSAなどは3.2mmぐらいあるんです。
私のムーン製のネックも、フェンダーUSAに準じた3.2mm厚なので、このナット材じゃダメですわ。
仕方ないので、結局また1.5mm厚の真鍮板を貼り合わせて、同じようにハイブリッド仕様でいきます。

以下、作業内容が重複するのであまり写真を撮ってませんので、さっさと行きます。


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貼り合わせたカーボン側を削ります。
ネックにはまるサイズに整形します。



この日(3月7日)、夕方6時からBSフジで中島みゆきの特番をやってたので、見ながら作業しました。

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1977年の夜のヒットスタジオ出演時の中島さん。
録画したかったけど、レコーダーを持ってませんのだ。



ネックに収まったら、溝切りです。
弦溝の位置は元々付いてたナットをガイドにしてもいいですし、好みで決めるといいでしょう。。


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弦溝の位置をペンで印をします。
私は弦間の狭いのが好みなので、やや中央に寄せています。



●弦溝の間隔に関する注意点

単純に等分した位置に印をして削っていくと、弦間が不揃いな見た目に仕上がってしまいます。
というのも、弦の太さが1弦から4弦になるにつれだんだん太くなるので、弦間が違ってくるのです。
弦の中心では等分されていても、弦の太さで4~3弦は狭くなり、2~1弦では広くなってしまいます。
弦間を同じにするには、弦の太さを考慮して位置を決める必要があるということです。


弦間を揃えて製作されたナットを例にすると…
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弦間は等間隔だが、弦の中心からの間隔は弦の太さ(半径分)が加わるので等間隔ではない。


単純に等分するか、見た目を重視して弦間を揃えるかは、好みの問題なのでどちらでも構いません。
ただし商品の場合は、見映えが大事なのでほとんどが弦間を揃えているようです。

私も今回は見た目重視で、弦間を揃えるやり方で行こうと思います。



210307_203225.jpg
まずは目立てヤスリで位置を刻みます。



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丸棒ヤスリで削って広げていきます。
時々弦を軽く張ってはノギスで弦間を確認しつつ、深く削り過ぎないように慎重に進めます。



210311_000309.jpg
溝切り完了。
あとは全体を整形してペーパーでエッジ処理&キズ取り、コンパウンドで磨いて仕上げます。





はい、完成↓



ぱんぱかぱーん クラッカー


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弦溝の深さも、開放弦がビリつくかどうかのギリギリまで攻めて、絶妙な塩梅に仕上がりました。
強めのピッキングだと直後はビリつくけど減衰が起こるとすぐにバズが消えるぐらいの低さです。

完成度は89点ですが、満足度は100点満点の見事な出来です。


そうなのです、ナット製作は実に奥が深くて、
どれだけ数をこなしてもゴールはないのです。






以上です。

ナット製作記事としては何とも不完全な内容でして、まだまだ説明すべき点が多々あります。
溝の傾斜角度や溝の方向、深さ、幅etc.もっと詳しく書くべきなのですが、長くなるのでまたの機会に…





この勢いに乗ってウォル・ベースのナット交換もしてしまおうかなぁー。

210314_181953.jpg wal bass
けど、高モンの楽器なのでいじるの勇気いりますのだ。



ナット材は随分と前から色々買ってストックしてあるのですが、なかなか作ろうとしません。
ナット交換は本当に面倒で苦行に近いです。
しかし交換したあとはモチベーションがいっきに上がり、練習がめっちゃ楽しいです。

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上の2本(ブラスとカーボン)がウォル・ベース用に買ったもの。
下の3本はプラスチック、もしくは人工骨の100円のやつ。

モッチロ~ン!全て千石電商で買いました。
楽器屋にはナット材なんて数種類しか置いてないけど、千石電商は何十種類と置いてます。



ギター・パーツ買うなら
楽器屋なんかじゃなくて千石電商で!!



まー。






■先月(2月)の収穫

CD濱瀬元彦 『#Notes of Forestry』
CD濱瀬元彦 『Technodrome』
CDTERJE RYPDAL 『WHAT COMES AFTER』
CDTERJE RYPDAL 『DESCENDRE』
CDファラオ・サンダース 『ブラック・ユニティ』
CDQUADRATUM From Unlucky Morpheus 『Loud Playing Workshop』
CDフェイト・ギア 『ザ・スカイ・プリズン』
CDKAORU ABE / SABU TOYOZUMI 『MANNYOKA』
CDUnlucky Morpheus 『CHANGE OF GENERATION TOUR FINAL』(BD)
CDUnlucky Morpheus 『CHANGE OF GENERATION』
CDRose Noire 『Principle -the LIVE BEST-』
CDUnlucky Morpheus 『LIVE 2017』(DVD)
CD中島みゆき 『中島みゆき』(LP)
CDワム! 『ザ・ファイナル』(LP)
CDパブリック・イメージ・リミテッド 『album』(LP)
CDゲイリー・ムーア 『ラン・フォー・カヴァー』(LP)
CDサード・ステージ・アラート 『サード・ステージ・アラート』(LP)





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(4/30 更新)

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プロフィール

ジャンポール(仮)

Author:ジャンポール(仮)
 
元Bassist、現在Alto Sax吹いてます。

楽器好き、模型好きです。
ストラトとジャズベ大好きで改造好きです。


2010年春に18年間勤めたCD店を退社しました。
ジャズ、ワールド、クラシックのバイヤー担当をしてました。


好きな音楽は…

前衛全般(ノイズ、インプロ、フリージャズ、現代音楽etc.)、80年代UKハードコアパンク、アナーコパンク、Oi!パンク、グラインドコア、70年代ブリティッシュロック(ハードロック、プログレetc.)、ユーロロック、クレズマー、ジプシー音楽、チンドン、日本の昔のロック、歌謡曲、懐メロ…

などなど、その他いっぱい好きです。


アルトでいくつかのバンドに参加してます。
アニソン・バンド、クレズマー、東欧ジプシー音楽、インプロetc.
色々やってます。

某ガーリーロックバンドにサポートで参加してますが…
ギャルバンなので女装して女子(オカマ?)で参加してます。

アニソン・バンドはメンバーにアニヲタは1人もいないのに何故かやってます(笑)

アニソン・バンドがきっかけでサクラ大戦の音楽にはまってしまいました。
それで歌謡ショウのDVDをコンプしてしまいました。

ガンダムは一年戦争に限り大好きです。
モビルスーツではザク、作品では『第08MS小隊』が好きです。

昔の旧型国電が好きです。
それと線路が好きです。

公園のスズメにエサをあげに行くのが楽しみです。
スズメたちとはすっかり仲良しです。


とまぁ、長々とスミマセンです。
よろしくよろよろです。



友だちはスズメとカエルさんだけ (・o・)




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